列車見張員の役割分担

現場に入ったら、自分の役割を単純化してイメージしておくとスムーズです。

  1. 前方見張員
    作業現場から列車見通し距離が見通せない場合に、「退避余裕距離より遠方」に配置され、列車監視等の任務を行う。
    列車接近を確実に把握して、速やかに正しく伝達すること等を第一の任務とする。
  2. 防護見張員(中継見張員とも言う)
    作業現場から退避余裕距離が見通せない場合に、「退避余裕距離内」に配置され、列車監視等の任務を行う。
    もし異常事態が発生した場合でも、従事員を確実に列車から防護する重要な役割を担う。
  3. 列車見張員(現場見張員とも言う)
    作業現場において、列車の進来監視と、従事員への接近合図等を任務とし、現場の安全状態を確実に把握する役割を担う。

※直線区間等、列車見張員1人で列車監視をとる場合は、列車見張員は全ての役割を担うことになる。

※保安機器を使用する場合、いずれの見張員も指定によりその設置と機器監視を行うこともある。

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